金曜日

妄想性人格障害とは

妄想性人格障害の特徴しては、他人の行動、または態度に対して敏感に悪意を抱いたり、敵意を抱いたりして、他人を不審がるという傾向があります。

妄想性人格障害の場合、とても人の行動に対して被害的です。自分をだますのではないか、うまく利用されているなどの妄想を抱いて、それを証明するための確認行為を怠りません。

それ以外の性格的な特徴として、自尊心が強い、嫉妬深い、執念深いなどが挙げられます。

分裂病質の人格障害や統合失調症などにのこのような特徴がありますが、統合失調症の場合はこのような妄想は一過性である場合が多いです。また、分裂病質の人格障害の場合は、非常に冷淡な印象を受けます。

妄想性障害を持つ人は大きいストレスのもとでは、精神病のような症状が出現する場合もあります。

問題になるのは、これほどの猜疑心や、被害的な妄想があると社会生活の上において良好な人間関係を築くことがなかなか困難になると思います。

少しでも認知を変えるような、心理的な介入が必要だと思われますが、こうした人格障害はなかなか治療には結びつかないのが現状だと思います。