水曜日

境界性人格障害とは

境界性人格障害は、ボーダーラインとか境界性パーソナリティ障害とも呼ばれる人格障害類型もっともその多くを占める人格障害の一種です。

特徴としては、見捨てられることへの不安感が強いということ、すごく人に対して尊敬したり依存したりすることもありながら、逆にひどくこき下ろすような態度で人を傷つけてしまうといった相反する人間関係、自殺行為、常に心の中が満たされず空虚であるなどの状態などが挙げられます。

その大元になっているのは、おそらく同一性の障害が境界性人格障害がある程度元になっているような気がします。

自我がない、もしくは自分がないという状態というと結構イメージするのも難しかったりしますが、それがないと結局、自分を定義づけるのは自分ではなく、それ以外の他者ということになってしまいます。

そうすると、自分のために人を利用してしまうこともあるだろうし、依存してしまうこともあるでしょう。

非常に周りにとっては境界性人格障害の方といると振り回されてしまうこともあると思います。境界性人格障害の原因はいろいろといわれていますが、幼い頃の家庭環境、最近ではうつ病とか躁うつ病などの気分障害との関連性が言われています。

治療といっても本人に自覚がない場合が多いので、治療といってもそう簡単ではないと思います。