月曜日

人格障害とアスペルガー症候群との違いについて

よく人格障害とアスペルガー症候群の違いがわからず、人格障害だと決めつけてしまったりすることもあるのではないかと思います。

ただまず障害とされる名前が違うので、当然両者は違う障害だということです。簡単にいえば人格障害の場合は、生育歴などの環境的要因で発症することが多く、アスペルガーのようにもともと先天的に脳の発達的な障害があるわけではありません。

人格障害の場合にもこだわりが異常なこともあるかもしれませんが、アスペルガーのこだわりの部分とは違って、一過性である場合が多いです。

また人格障害は性格的な偏りから、そう見えてしまうこともあるのではないかと思います。

最近盛んに言われるようになったアスペルガー障害ですが、そういった方と人格障害を混同しないためにも、そこら辺は理解しておくといいかもしれません。

ただある意味共通しているように見える点も数多くあるので、人格障害とアスペルガー症候群の違いは精神科医でも最初に簡単に診断を下せないこともあると思います。